『生きやすい』菊池真理子著を読んだ感想
僕がこの作品をみて感じたのは、好きに生きていいのにそれを許してくれない世の中になっているのにそれに気づかないように教育されてしまうのだなぁ〜という事です。
子供の頃に、誰とでも仲良くしなさい!人に迷惑をかけるな!勉強しなさい!など沢山の教育をされると思います。
今は、SNSの誕生で、それができている人の生活が視覚化して自分と比べやすくなってしまった。
また、インターネットで沢山の人とつながれるので、いいね!をもらおうとフォロワーが多い人に生活を近づけて、それをたくさんの人が真似をする。
逆にいいね!が少なかったり、友達の数が少ない人は自分はダメなんだと勘違いしやすい。
僕も教育とインターネットの情報の狭間で苦しんだ事があるので、そんな世界で主人公が葛藤している姿に共感しました。
しかし、興味のある事の情報がすぐに集められる世の中でもあると思うので。他人と比べずに好きな事を極めた人になる事が大事なのではないかとも思いました。
疲れた時にまた読み返したい作品です。